− 雪の雫 −
作詞:作曲:編曲:唄:YAMASAN


「雪の雫」ダウンロード
   
ふれかけたくちびる そっと離して
合わせた手のひら 握りしめた
抱きしめた細い肩が
小さくふるえた Silent Night
すれ違う時間の中で
知らずに紡いだ 想いの糸
涙でぬらした 君のほほを
ぬぐうこともできずに・・・・

遠い空の向こう
二人の星座探して
誓った約束 銀河に刻んだ
永久に消えないように・・・

窓をつたう雪の雫
きっと君がそこにいるよ
君がくれた輝いた日を
この胸に抱きしめて

あれから何年がすぎて
季節はめぐって 街を変えた
君の手を引き 歩いた日は
遠い記憶の中に・・・

朝の陽射しも そよぐ風も
そのすべてに意味があると・・・
光をさえぎる 深い森も
木漏れ日は差し込むよ

窓をつたう雪の雫
きっといつもそばにいるよ
どんなときも どこにいても
ぬくもりを胸に抱いて・・・

今でも消せない 君の影は
戻れない時間を映し出す
手のひらで消えた雪の涙
強く握りしめて・・・

あふれる想い 君に届けたくて
声の限り叫んだ夜
(in the still of the night)
永遠に続く風に乗って
迎えにゆくよ
いつか君の空へ・・・・

舞台は長崎・・・滅多に降ることのない雪が直子(妻)のお葬式の日に舞い落ちてくるラストシーン・・・
「おい、雪の降ってきたぞ・・・」と主人公の洋次が誰も居ない部屋で思わず叫びます。
死んだ直子が天国から何かを伝えるためなのか、洋次の想いが降らせたものなのか・・・・

恐らく死の直前は病床で(TVも無い時代ですから)直子の瞳に映る景色は窓からみえる植物や空の星だけ・・・・
二人は残された短い時間の中で思い出やこれからのことをたくさん話したはず。
そして最後のクリスマスの夜は人生で一番ロマンティックで、一番悲しさが込み上げた日になったのではないでしょうか。

この曲の詞はそんなイメージで作りました。
(文才がないので歌詞を考えるのはマジ苦痛です(笑))

メロディーについては当初唄を入れる予定はなく、アレンジを先に作っていました。
後で「こんな機会は滅多にない」と欲張って慌てて唄を入れることにしたので、出来はイマイチです(笑)
(誰かメロディーにのせて歌詞が書けるような人がいたら連絡下さいね・・・!)

本番前にあわてて作成した曲で自分では細部に気になるところが多々ありますが、まあいいんじゃないでしょうか。
「歌詞が若すぎるのでは?・・・」とかよく言われますが、現在の30代を意識して古い感じにならないように心がけました。
※暗い曲にならないように注意しました。